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プチおっさん医師の奮闘記!

とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。

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クレイマークレイマー!

先日、入院していたクレイマーが転院したと思ったら、転院先で早速喧嘩したらしく、こっちに帰ってくると電話があった。
患者本人もさることながら、その嫁が酷い。その嫁はおそらく躁病であると思う。
非常に攻撃的で手に負えない。
だから、常識が通用しない。一切こちらの話すことは聞かず、一方的に捲くし立てる。
以前、私の下のDrが担当になったことがあった。
その時も、いろいろあったのだが、ある小競り合いの際に私が登場させられた。
医療サイドに何も落ち度はなかったので、毅然とした態度で先方の要求をつっぱね、一切聞く耳持たなかった。そんなこともあって、私には絶対に近づかない。
文句を言いやすい、つまり聞いてくれてかつ萎縮する奴を探し、そこを攻めるのだ。
そう考えると、躁病ではないような気がするのだが、専門医でないためわからない。

そうこうしているうちに、先方の病院で入院を継続することで落ち着いた。
しかし、その後毎日のように電話が若いDrにかかってくる。
理由は直接医療と関係ないことである。

こんな人増えている。
医療がしたい。
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専門医!

最近、他科を紹介する際に、よく患者によく言われることは、”○○先生△△学会認定の専門医で非常に優秀な先生なんでしょう?紹介して欲しい。”である。

我々にしてみれば”はあっ????”っていうのが正直な感想です。
専門医というものは内科であれば、まず内科の認定医をとらないと他の学会の専門医をとることはできない。
つまり、レースで例えると、内科認定は普通免許である。その次に、レースのライセンスっていうものが他の学会の専門医である。
しかし、この専門医実は臨床経験がほとんどなくても取得は可能である。
学会によって多少違うが、5年程度会費を払い、学会発表1つと試験でたいていはOKである。
試験は全然難しくない。というか落ちることはまずない。
だから、我々の若い頃は専門医を持っている人を暇な奴とバカにしていた。
どちらかというと臨床経験がない基礎研究をしている先生がよく持っていた。
ところが時代がかわり、専門医が宣伝にかけるようになり状況が急変した。
学会も会費を取れるから財政的な問題で推奨するし。
専門医維持しようと思うと、結構出費がいる。というのも、学会でないといけないし、もちろん会費も。
いくつももっていると年間20万円近く出費になる。
開業医は経費でおとせるが、我々勤務医は自腹だ。
みな騙されるな学会認定専門医=臨床経験豊富っていうことではない。
私が知っている先生で、まったく臨床的には専門医でもなんでもないのに、専門医を持っている人がうじゃうじゃいる。

人間ドック

今日、ちょっとした知り合いから人間ドックの施設長にならないかとお誘いがあった。
某一流ホテルで、始めるらしい。
最近は、景気もいいので高額所得者相手の人間ドックがよくopenしていると聞く。
この手の話は、経営者が医者じゃないケースが多い。
要するに、不動産屋さんなど他業種の人が手元に残った資金で、開業しようとするのが多い。
で、自分は医師免をもっていないから、とりあえず医者探しである。
ITバブルの頃にもよくそんな話が舞い込んできた。
なんか怪しい美容系のクリニックや変な健康食品の会社が経営するクリニックの雇われ院長。
そんなもん誰が引き受けるかい!!
今回の話は、もっとも気になる年収1200万円とのこと。
まあ、最初から引き受けるつもりはなかったし、興味もなかったが、ありえない額であった。

即、お断りした。しかし、懲りもせず医者を紹介して欲しいとのこと。
今、私の年齢で東証上場企業であれば国立卒の医者程度の学歴で、そこそこの能力を有したサラリーマンとの年収と同じ程度。
”でも年収1000万円以上あるからいいじゃん!”
って思われるかもしれないけど、退職金や住宅手当などないのがこの世界常識。
しかも、景気が悪くなったらあっさり撤退する可能性の高い人間ドック。
何か見逃したりしたら、訴えられる可能性もある診療所。
で、リスクが多い条件でその程度の年収、誰が引き受けますかとお答えした。

まあ、もちろんその手のクリニックはピンキリですけどね。
いいところはいいんでしょうけど。まあ、そういうところはオーナーが医者で自分でやるよね。

白い巨塔!!

最近、新聞報道で某大学の某教授対教授会という図式のいわゆる”白い巨塔”の世界を想像させる記事が掲載されていた。
もちろん、医療関係者(医者だけでしょうね)にしかわからない書き方をしていたので、一般の人はそこに隠されたさぶい話までは誰もわからなかったと思う。

やっぱり大学に帰るには嫌だと思った。

バブルへGO?

昨日のテレビの話の続きだが、80年代日本が世界制覇しかかったときあんなおばはん巷に溢れていた。
六本木では深夜タクシーつかまらず、近距離は当然乗車拒否。大阪キタ新地でも同様。
2時間待って酔いが覚めることしばしばでした。そうあの時は国民全員がバブルでした。
家は高すぎて買えないから高級車をみんな買ってましたね。
そうそうBMWの3シリーズは六本木のカローラと呼ばれ馬鹿にされてました。

ところが今回のバブルは一部IT系の人たちと不動産屋と債権屋だけですよね。実際。
しかも、あのIT系の人達は、とっても怪しいことして儲けて徐々に退場させらてますよね。ヒルズから。
まあ、ヒルズに入るなんてあぶく銭じゃないと入らないですよ。某先生が買おうとしていたけど結局止めてました。理由はもったいないことと、やはりホリエモンや折君のような成り上がりものと一緒にされるからだそうだ。
常識的感覚の持ち主はそうだよね。

前回と違うのは貧しい人はさらに貧しくなっているという点と中国人や外人がかなり儲けているという点。
格差社会と皆文句言っているが、文句言うだけなら誰でもできる。
そこから抜け出すことを真剣に考えたものだけが抜け出せるし、抜け出したものがより良い社会を作らないといけない。

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プロフィール

HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。

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