とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。
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ってなわけで、昨日は遠出してしまいました。
別に行きたいところがあるわけでもないが、とりあえず車を走らせ日本海側にでた。こんな車を走らせるのは本当に久しぶりだった。行き先は、今世界遺産登録を申請しているところだ。
実は、むかしから自分は旅行好きだ。
学生の頃は今と違って、円高だったこともあり、休みになると海外貧乏旅行をしていた。
初めていった海外旅行先はモーリシャスというところに自分のマニアックさが出ていると思う。
確かにきれいなところだったが、海外旅行にいって経験するトラブルの8割を最初のこの旅行で経験した。
本当にきつかったけど、その後は治安の悪いところもいったけど一度としてトラブルにあったことはない。
話はそれたけど、地元の人には悪いけど、世界遺産としては少々インパクトが足りないと思った。
今まで、世界遺産には結構行った。もちろん、皆が行くメジャーなところから少々マニアックなところまで。
それらと比較すると少々インパクトにかけると思った。
まあ、ユネスコが決定するのであるから結果はわからないが・・・。
ちょうど、あの頃、壺を売る宗教の話が、ワイドショーで賑わっていた。だから、宗教には敏感になっていた。
そのちょっと前は例のオ○ム問題があった。学生の頃、同級生にその宗教にハマッている人がいた。オタク系の人で、当時とても医学部の学生とは思えないような風体をしていた私とは付き合いはなく、当然勧誘もされなかったが、同級生はけっこう勧誘されていたそうである。
ある女の子が勧誘された謳い文句が
”オ○ムに入ればきれいになれるよ!!”
だそうである。
”ということは私はきたないんかい!!”
とその子はキレていました(笑)。
そういや学祭に松○被告の講演会があったことを覚えています。
当然、行ってませんが。
我々の世界、どうしても注意しないいけない宗教がある。それは輸血ができない教えになっている宗教である。これだけはどうしても頭に入れておかなければいけない。治療の選択が変わるからである。
そうそう、医者になってからもある患者さんが髄膜炎で救急搬送されそのままICUに入った。レスピ管理にするくらい悪かった。
ところが、ICUの周りにいろんな人がやってきて儀式を始めた。ある宗教の信者だったのである。ICUの中ではないが、さすがに他の患者も入院しており、やめて頂いた。しかし、道具を持ち出さない程度のことは毎日20分程度されていた。
幸い細菌性の髄膜炎だったので抗生剤があたり、改善した。
すると患者やまわりの方々は、儀式のおかげだと強く主張されていた。
”抗生剤のおかげなのに・・・。”
ますます信仰心を強くされたことは言うまでもない。
あまり関わりあいをもちたくなかったのでよくなったら速攻退院して頂いた。
まあ、信じるのは自由であり、心の世界のことだから理解はできます。
ただ、人を巻き込むのは遠慮いただきたい。
莫大なお金がかかるのであれば、中世のキリスト教の免罪符となんらかわりないのだから。
そういったものは心の中で静かに祈るものだと思います。
お願いだから外来中勧誘するのはやめてください(ある患者さんのことです)。
そこが、問題!つまり、断ることができずずるずるとはまってしまう可能性があるのである。
婦長はどうも気づいていないようだ。
看護師は給与はそこそこあるし、仕事には困らない。都会の病院の当直バイトは一昔前の医者の当直代とあまりかわらい程度まで値上がりしているところもある。
したがって男に頼らなくてもいい要素をもっている。ところがやはり20代の後半になり独身のままであると徐々に寂しくなってくる。というのも、出会いはないし、毎年若い看護師が補充されチヤホヤされるのは当然若い看護師であるから、おもしろくない。
するとこういったものにはまるのだろう。
しかし、いつの時代にもマルチ商法は消えないですよね。なぜだろう。どう考えても儲かる商売なら人を誘わず自分だけ儲けるのが人間じゃないですか?
うちの病院で問題になっているのはどうも希薄な人間関係をついた新興宗教っぽいものだそうだ。
そういや、以前、壺を患者に売っていた外科の医者がいました。当然、クビになってました。
不幸になると本当にああいった人達は鋭い嗅覚で近寄ってきますね。
気をつけないと。
医者の世界に切って離せない存在に製薬会社のMRさんという人達がいる。メーカーにはいろんなメーカーがあり、各社それぞれ社風みたいなものがあり、おもしろい。
国立大学や国公立系の病院ではいわゆる接待みたいなものが今から約10年前になくなり、我々と比較すると若い医者には少し縁遠い存在かもしれない。
最近は研究会に出席するためのタクシーチケットもダメになったようで、若い医者にはますます縁遠い存在になりつつあるのかもしれない。
まあ、それはおいといてMRさん普段は医者に対し、ペコペコしていて無理難題を言いつけられてもニコニコしていて本当に偉いなあと思うと同時に自分にはできない職業だと思う。
MRさんも全社見渡すとやはり大企業は優秀な人材を揃えているという印象をもつ。
やはり、武田製薬や第一三共なんかはどの病院にいっても優秀なMRさんである。ここでいう優秀なMRさんとは薬剤情報をたくさん持っていて、新しい知見など問い合わせた際すぐ出てくるという意味においてである。
また、医者をよく観察していて物事を依頼したりするタイミングや医者の上下関係など完全に把握しているという意味においてである。
以前属していた某国立大学の医局では各社エース級を揃えているので問題ないが、それ以外は本当に酷いことがしばしばある。
今いるところ有名大病院ではあるが、酷いメーカーがある。MRというより、プロパーみたいな奴がまだいる。
顔を見れば”○○の処方お願いします。”
面倒なので”わかった。わかった。”と言うが心の中で”誰だ処方するか!”ってさけんでいる。
もちろん、その薬剤が特段優れているのなら、当然適応のある患者さんには処方するが、同種薬剤がたくさんあるものならば、絶対に処方しない。
自社の製品がここが優れているので、こういった患者さんに処方すると如何にいいのかを説明するのが彼らの職務のはずだ。ところが、ニタニタしてやってきて”だしてよ-!”って感じである。
ところがまたお金の話になるのだが、高給取りなんです彼らは。
医者より多いケースが多々あります。
ほんまにやってられん!!
久しぶりにカリプソを聞いた。
今から10年以上前に、バルバドス島で踊り狂った。当時(たぶん今もそうだと思うが)日本人はほとんど行ったことのない島であったため、日本人の先入観が現地人にはないので非常に楽しく過ごせた島であった。
現地の基本的な音楽はカリプソであった。
レコードを買い捲って帰ってきた。
久しぶりに出してきて聞こうとしたが、いかんせん私の部屋にはレコード軽く5000枚以上はあるので行方不明。引越しするたびにぐちゃぐちゃになったのでわからない。
うーん、残念。
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