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プチおっさん医師の奮闘記!

とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。

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国立病院!

僻地や地方の医者不足を国立病院の医者を派遣するという形で補うそうだ。
その新聞報道をみて
”だめだこりゃ!!”
って思わず叫んでしまった。
厚労省の役人は本当に何もわかっていない。
国立病院では本当に事務方特に厚労省から派遣されている人たちが偉そうにしている。
私も国立病院にいる時は本当に奴らにムカついた。
彼らは病院にいる時間は腰掛で本庁に帰ることしか考えていない。
そんな現場を知らない連中が言い出しそうなことである。
彼らの奴隷である医者を派遣すればすむのだと。
今、全国の国立病院、市民病院で起こっていることは、医者の集団退職である。
科単位で全員一斉に退職するのだ。
なぜならば、治療に失敗すると刑事事件で訴えられる現在の医療事情下で、医者が一人退職すると補充は100%ないのだから1人分の仕事が増え、それだけ激務&訴訟のリスクが増加する。
それに対する報酬は増えないし(医者には残業手当などない)あっても微々たるものである。
訴訟のための保険の保険代すら必要経費に認められない理不尽な税制&給与体系でやってられない。
しかも、開業医になればウン千万円の報酬が待っている。
今後、当然、国公立系の医者など増えるわけがない。
地方に派遣しようにも国立病院自体が医者不足になる可能性を彼らは考えていない。

まあ、医療崩壊ですね。これは現場を知らないマスコミと役人が招いた結果です。

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原稿!

今日も原稿を書いている。論文の次は誰が読んでいるのかわからない医学雑誌のものである。
これが結構依頼がある。たいていは、以前属していた医局の教授から”よろしく”と書いて送られてくるのである。
これ、ほんまに労力がかかる。最近の論文をひっぱらないといけないし、図表を作ったり大変だ。
その割りにギャラは安い。

だから、絶対書きたくない!!

かといって、若い先生に廻すことはしたくない。自分の前の前の前の上司は、めっちゃ廻してきた。
当時医者4年目だったが、結構書かされた。教科書やちゃんとした成書の原稿も書いた。
オレでいいんかなあと思いながら。
かなりのストレスだった。
その経験があるから若い人には廻したくない。

だから今日も書いている。
これが書き終わったらあと3つである。
書けども書けども新しいのが廻ってくる。

はあっー・・・。

論文!!

医者の仕事の一つに論文を書くということがある。論文が掲載される雑誌に点数がついており、この点数をたくさん持っている人が評価される。特に大学などではこれが非常に重要である。
雑誌はNatureなどの一流紙から、三流、四流誌までいろいろある。
今、論文を作成中である。今日中に書かないといけない。
あー面倒くさいと思いつつ、朝までにやらないとGW中、やらなければいけないことがめじろ押しなので朝までにやるつもりだ。
でもエンジンがかからない。
でブログを書いている。

この性格、高校生の時からだ。うーん、成長していない。

GW!!

GWで行楽地はどこも賑わっているそうな。我々の世界、特に大病院の勤務医にとって迷惑なことが多い。というのも、中小の病院はGW前になると患者を放したがる。つまり、経営者側或いは、実際病棟運営している人たちが休みたいので、急に紹介してくるのだ。
先週やはり紹介患者が突然増えた。おそらく火曜日の朝行ったら、新患がたくさんはいっているのだろうな・・・。
しかも、GW我々も休みたいのだが、かならず当直や日直をさせられる。しかし、正月と違いギャラアップはなし。
理不尽な労働環境は相変わらずである。

マンションの売り込み!!

最近、世間の景気が良くなったせいかマンションの売り込みがやたら多い。
これがまたひつこい。この手口もだんだん変わってきた。
10年前はずばり、不動産投資ということで電話がかかってきた。
ワンルームマンションのオーナーになると家賃収入で・・・ってやつである。
少し考えればよくわかるのだが、ワンルームマンションよっぽど立地条件がよくなければ、古くなれば若い人は入りたがらない。すると、一部屋持っていたところでそんな儲かるわけがない。
基本的にそんなに儲かるなら、その不動産会社が賃貸として貸し出し、やっていくであろう。
学生の頃、バブルを知っているので、その頃、マルコーなどいろんな会社があったがほとんど倒産した。

最近の手口は偽名や薬屋や医療機器会社の名を騙って電話してきて、税金対策で節税の方法をくどくど言って最後にマンション買えっていう感じである。
先日も横浜にあるという聞いたことのない業者からひつこく電話された。
断っても断ってもかかってきた。しかも、名前を騙って。
名前を騙った時点で、信用できるはずもなく、通常大金がからむ商談などするわけがないので諦めて欲しいのだが奴らはそんなことおかまいなしでとにかくまくりたてる。
最近怖いのは、ネットを通じて情報が氾濫しているため、こちらの個人情報を手に入れられている可能性があるのでじゃけんにもできない。
以前も、無言で電話を切っていたら、実家の方に嫌がらせの電話がかかってきた。
母は事情が分からなかったのでうろたえたらしい。
だいたい、そんな商売している下っ端の営業担当の人はあまり頭がよくない。
冷静に論破することにしている。
先日の場合、
”不動産会社であれば知事から認定番号があるはずだから、それをまず提示しなさい。”
と言うと、たちまち”口調が変わり向こうから一方的に電話を切られた。

正直、法律にも詳しくない(もちろんそういう怪しい会社の上層部は法律に詳しい)おつむの悪い下っ端営業の奴らが我々に勝てるわけがないと思うのであるが、こんなにかかってくるということはひっかかっている医者がけっこういるのであろう。
っていうか、いるのだ実際。私の身の回りに3名いますね。
ほんと頼むよって感じですね。

でも一部上場企業のマイナー会社も同様のことがよくあります。
勘弁して欲しい。

あと先物扱っている企業とかね。

以前、私の友人がその手の詐欺まがいの商法にひっかかった。しかし、相手が悪かった。その友人の父親がマルサだった。その会社、まず脱税で上げられ、そこから捜査の手が伸びて伸びて、最後はなんの容疑か忘れたが逮捕されていた。
まあ、こんなこともあるようです。

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プロフィール

HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。

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