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プチおっさん医師の奮闘記!

とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。

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ペットと獣医

今日テレビを見ていたら、バブリーな素人のおばはんがペットのために3000万円かけて露天風呂を作ったり、また、高級食材を使ったペットフードを与え自慢してた。
それはええんやけど、そのおばはんがブサイクかつ趣味の悪いセンスのない髪型化粧服装をしていて絶句してしまった。
動物のためにそこまでしますか??おばはん、徳川綱吉の真似してもしゃーないがなとつっこみそうになった。
犬は多分迷惑なはずですよ。自己満足に浸りかつ、周りの人間にここまで金持っているという自慢がしたいだけでしょ。
それから、獣医もでていた。
獣医にかかると高いんですよね。あれは暴利。基本的に獣医で頭のいい奴は少ない。東京大学を例にとってもわかるようにいわゆる頭のいい人は獣医学科をでても獣医にならない。動物が好きでなるような志の高い連中は大型動物(つまり家畜)の獣医になる。町に開業している獣医のほとんどはずばり金儲けを第一の目的にしている。まあ、それは僕は良いと思う。問題は、本当に能力があるかどうかだ。
なぜこんなことを言うかというと、我々医者は動物も診れるのである。
というのも同じ哺乳類なので犬のヒラリアなど特殊な病気は除いて、人間とほぼ同じ。
したがって使う薬は一緒。むしろ彼らより、人間と同じ病気は我々のほうが数段詳しい。

以前、柴犬を飼っていた。15年生きたが、最後の3年はさすがによく死にかけた。母が獣医に連れて行くともうダメと何回も言われた。そのたびに私が実家に帰り、病院で期限切れの薬剤+輸液製剤を持ち帰り、治療し、見事復活させていた。犬のルートを取るのは全然難しくない。抗生剤投与するだけなら、ルートとらなくても皮下注でもいいし。
今日のテレビでエコーをしてたけど、動物実験でよくエコーもしていたから別に獣医だけの特殊技能ではない。

そうそう以前犬を獣医に連れて行って、その獣医がいまいちだったんでいじめたことがありました。

今はどうか知らないが昔は人間様用の薬剤で期限が切れたものを獣医に卸していたと聞く(聞いた話なので確証はないが・・・。)。もしそうであれば廃棄処分するものなのでただ同然で仕入れているはずだ。

まあ、彼らにとってテレビに出ていたおばはんなんかちょろいんやろうな。

もちろん、ちゃんとした獣医も町にたくさんいると思います。ただ、僕がそういう獣医にあたっていないだけなのかもしれませんが。

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プロフィール

HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。

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