とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。
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今日、夏休みから帰国した。
行き先はLisboa.こう書いてリスボンと現地では読む。
そうポルトガルの首都である。
ポルトガルは、日本に初めて西洋文化を伝えた国。
以前から興味があったが、今回、EU諸国で最後に廻っていない国であったことやLuie Costaが今年で引退と聞き行ってきた。
Lisboaに到着したのは、夜中22時頃であった。
まあ、真っ暗であったこともありホテル直行でそのまま寝た。
翌日、起きて活動開始。
泊まったホテルがよかったこともあり、朝飯は激ウマ。
当然、Buffe形式なのだが、なんと朝食にキャビアが・・・・。
そうとり放題!!
なんちゅう国や!
多分、人生で食べるキャビアの80%はこの数日間の朝飯にあるであろう。
それと、eggタルト!!
これたまらん。朝から3個くてもうた。
で腹もふくれていざ出陣!!
ここから先はボチボチ書いていきたい。
尚、私の知っている獣医はn=5である。だから、もちろん全体を表すものでもない。もちろん、統計学的有意もでないため、私の私見にすぎないことをご了承の上お読みいただきたい。
実は、私のうちで飼っているウサギが乳腺腫瘍に罹患した。
最近抱き上げていなかったのだが、逃げまくって家族のものが捕まえられなかったので私がHoldした際に胸部にしこりを発見した。
私も一応、医者であるから、すぐに腫瘍であることは理解した。
大きさは2.5cmで表面は触診上、smoothなもののガングリオンのような可動性はないので悪性であることは間違いないと感じた。
家族のものが可愛がっていたので、あまり悲しませてはいけないので、良性の可能性もあるからといって仕事に出かけた。
仕事に行っている間に家族のものがインターネットで評判のよかった動物病院に連れて行った。
で払った料金が20000円。された医療行為が、診察+採血検査+レントゲン。
でそのバカ獣医の診たては
1、腫瘍であり、悪性の可能性が高い。
2、採血検査で異常はない。
3、レントゲンの結果、胃などへの転移はない。
結構、高齢なので麻酔死する可能性が高いので薦められない。
ちなみにope代は15万円である。
一応、薬を出してみるので飲んでくださいとのこと。
で処方された薬が、抗生剤1剤と抗炎症剤(?:粉薬で、病院側がビンで購入しているので実際中に何が入っているかは不明)であった。
これが医者であれば、免許がいくつあっても足りないだろう。
まず、単純レントゲンで転移がわかれば、世の中にCTやMRIや超音波検査というものは存在しないだろう。
たしかに、人間でいえばマンモグラフィーのように線量を変えればわかるものも存在する。
しかし、このヤブ獣医同じレントゲンで、足の関節がOAになっていることを説明しているのである。
つまり、レントゲンの線量を骨がわかるように設定しているので当然わかるはずもない。
次に採血検査の項目である。測定項目はWBC,RBC,PLT,BS,T-Cho.Crn.BUN.GOT,GPTであった。
単なる抹血像と生化一般である。これをもって何が言えるのであろうか?
もちろん、腫瘍内で出血し貧血がきてたり、血小板が下がっていたり、そのあたりをチェックするのはわかる。
しかし、肝酵素が正常だからといって、肝臓癌がないのか?
そんなことはない。
またBS 230であった。立派な高血糖で、糖尿病であったうちのウサギ。
しかし、異常ないそうだ。
で処方した薬が抗生剤。感染症どこにあるねん???
で、帰宅した私がボロクソいったもんだから、家のものは次の獣医にいった。
私は絶対に検査させるなということを充分言い聞かしたので、家族もその覚悟でいった。
その詐欺医者は、腫瘍は悪性であり、手術は難しいと説明した。
昨日、貰った薬も効果があるはずもないので内服させなくてよい旨を説明した。
問題はここからである。さんざん、助かることのないことを説明し、治療の施しようがないといい、家族が充分落ち込んだところを見計らって、これを飲むと効くかもしれないとサプリメントを売りつけてきた。
これは本当に詐欺行為に等しい。しかも、相手を心理的に追い詰めすがる想いで買わせるという悪質商法、霊感商法とまったく同じ手口である。
これは正直許しがたい。こんなことは許されていいわけない。
こいつだけは徹底的に責任を追及するつもりでいる。
3件目は、ちゃんとした獣医であった。悪性である可能性は高いが結局、高齢にならないと腫瘍は発症しないので手術例もこれくらいの年齢が多いことや、手術代自体は6万円であることなど、詳細に丁寧に説明してくれた。前医のデータがあるので採血の必要がないことも話してくれた。
他のn=2は以前飼っていた老犬が何か拾い食いしてきて、嘔吐下痢で急性腎不全になった時のことである。
家族のものが、近所の獣医に連れて行き、もう助かる見込みがないことを告げられ悲しんでいた。
当時、大学院生だった私は、その犬を中学の頃から可愛がっていたので、すぐ家に帰り、自分でルートをとり、輸液及び利尿剤で治療をした。尿量が確保できた時点で、margen tubeを入れ、リーナレンか何かを投与した。そうしたら、3-4日で復活した。
当然だが、我々は動物実験をしていたので、動物のルートを取ったり麻酔をかけたり手術はできるのだ。
基本は人間も動物も一緒だからね。
皆に聞かれるのだが、薬は基本的には人間と同じ薬です。もちろん、動物特有の病気に対する薬剤は人間用とは違うはずだ。
ウサギも以前いた大学に連れて行って、自分でopeしようかと思ったがさすがに、術中死したら私のせいなので気が引けるので、最後のまともな獣医にお願いすることにした。
獣医には気をつけましょう!!
なんか麻生ちゃんじゃなくて、福田君になりそうな勢いだそうな。
個人的には、麻生ちゃんの方がいいと思っている。
まず福田ちゃんはトップの風格がない。
官房長官時代のイメージがかなり強いからかもしれないが、トップたるものあんなに小うるさいイヤミジジイじゃいかんでしょ。
そら外国要人にイヤミを言ってくれるんだったいいけど、英語できそうにないし。
通訳とおすと省略しよるでしょう。あっでも丸善石油の海外担当営業マンやからしゃべれるんかなあ?
まあ、英語できても本当にバブルの後始末や日中問題をややこしくした”ヨーダ宮澤”みたいなんもおるからでけへん方がええんかもしれないが。
しかも、この3年間何してたかわからん。
ということは、結局誰かに操られる人形でしょう。
麻生ちゃん金持ちやのにオリンピック選手になったり、ガッツあるところあるしね。
金持ちには金持ちのしんどさがある。
僕は俗にいうおぼっちゃん学校の一つに通っていた。
もちろん、僕は貧乏人の子倅で、中学から入った貧しい軍団の一員だった。
小学校からいた連中は、今からも思うとたいしたことないのかもしれないが、当時の僕からすればごっつい金持ちだった。
その中の一人で、今も親友であるSはごっつい金持ちである。
でも、いろいろ問題を抱えていた。
そのとき、金あればそれはそれで問題なんやなあとつくづく思った。
まあ、あるに越したことはないけど。
今回、笑ったのが小泉チルドレン。
どうせ、客寄せパンダでしょあんたたち。
小泉首相が退陣し、造反組が帰ってきた時点でお払い箱なんだから、それまでに自分の地位を確立するために何らかの行動しておかないといけないのに、しとらん。
挙句の果てに保護者をもう一度なんて署名し、断られ右往左往。
下の根の乾かないうちに福田支持だって。
”あほちゃう?”
どうせ、次の選挙で落ちるんほぼ確実でしょ。杉村退蔵何なんてだれがいれる次?
人数だけはそれなりに集まっているんだから駆け引きしてキャスティングボード握って次回選挙に備えないと。
あっさり大勢派についたらなあ、なんも条件ひきだせへんやん。
まあ、そりゃいろいろな駆け引きの中そうしないといけない雰囲気なんだろうけど。
本当にバカな奴ら。まあそれに表をいれた有権者は論外だが。
別に福田さんでもいいねん。
とにかくこの国ちゃんと治療して欲しい。
本当にヤバこの国の未来は。
あっ、大事なこと忘れてた。
次の総選挙は民主党勝つんだった。
だったら、河野洋平状態になるんだ。
まず、アベちゃん。
”なんやねんそれっ!”って思わずつっこみたくなるような辞め方。
江戸時代なら、切腹やんけ!!
世界に恥をさらしたよなあ。
そんでもって、機能性胃腸炎で入院???
都合が悪くなったら、入院すな!
都合のいい時だけ医療機関利用しやがって。
病院はコンビニやないっちゅうねん!
このご恩に医療財政ちゃんと来年の予算あげろよ!!
自分のタニマチが儲かるような予算くまんと!!
情けないのも慶応病院。
この病名で入院させるか天下の大学病院が!!
小泉首相が決めたDPC制度で早期退院させなあかんぞ!!
サラリーマンだったら、PPI内服して出勤ですよ。
そんな情けない奴が首相をしていたこの国は本当に2流国家ですね。
ただちょっと前にアベちゃんmalignancyっていう噂を聞いたことがあるんやけど。
ほんまなんかなあ?
実は白い巨塔の物語自体は、ネタ提供者がいるんですよね。
もちろん外科医です。
そのネタ提供者の先生に私は若い頃、なぜか気に入られとってもお世話になった。
まあ裏話とかいっぱい知っているんだけど、やっぱり書けないかな・・・。
話の題材はさすがにだいぶ違うんだけど、モデルや登場人物の専門等はかなりリアルっす。
それはいいとして、先日後輩から身の上相談をされました。
彼は、大学にいるんですが、大学内の他の医局に半分だされることを打診され悩んでいました。
彼は非常にいい奴で現実的な対応をするこの世界では比較的珍しいタイプの人間なのですが、年食っているのと、実直さが地味に見えるみたいで、上からの評判はイマイチです。
僕はとりあえず
”逆らっちゃだめ。とにかく引き受けて、とにかうどこでもいいから助教になれるように頑張れ。先生が使えると判断されたら帰れるから。”と説得しました。
本当にそうなんだよね。上の判断は使えるかどうかのみです。この世界。
先日も前の前の上司に
”他人の出世のために使われるな!”とありがたい忠告を受けました。
でも私は浪速節的プチおっさん医者です。
前の上司に受けた恩は、やはり返したい。そのために頑張ってきたところがあるんでね。
ちょい話がそれたけど、後輩には言いたかったけど言えませんでした。
”大丈夫。オレが大学に帰るにあたり、帰局条件として先生が私の下に付けてくれることを条件にするから”と。
この世界、人事は決まってからでないと絶対に言えないので。
少しの間だけ辛抱してください。
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