とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。
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今日、後輩が闘病生活を送っていることを知った。以前、ある感染症にかかり闘病生活を送っていたがその後自己免疫疾患に罹患したようだ。
自己免疫疾患っていうのは、膠原病のこと。わかりやすく言えば、自分の免疫がなぜか自分の体を攻撃してしまう病気である。
一番多い病気はリウマチである。他にも全身性エリテマトーテス、多発筋炎などいろいろある。
治療法は抗炎症療法&免疫抑制療法である。
治療の主役はステロイドになる。
ステロイドは副作用の多い薬として、一般の人は認識していると思う。
確かに副作用の多い薬である。
免疫抑制剤であるから、易感染症(日和見感染)、胃潰瘍、緑内障、中心性肥満、moon face、鬱病などの精神症状、骨粗鬆症など多岐に渡る。
医者も副作用の多い薬であることをよく知っているので、できるだけ少量と考えてしまう。
もちろん、目的に寄って使い方が違うのであるが、自己免疫疾患に関しては初期量は大量に使い、漸減していく。少量と考え初期量を誤るとかえってtotal量が多くなり、副作用がでてしまう。したがって使う時は大量に使い、漸減していくことが多い。
彼もPSL40mgと大量に内服しているようである。しかし、彼には感染症の既往があり爆弾を抱えている。
彼の心中を察すると言葉がでなかった。
彼の病気の治癒を心から願うとともに、彼のような優秀な医者がこのまま第一線に立てないのは本当に社会の損失であり、何か手助けできることがないか思案中である。
自己免疫疾患っていうのは、膠原病のこと。わかりやすく言えば、自分の免疫がなぜか自分の体を攻撃してしまう病気である。
一番多い病気はリウマチである。他にも全身性エリテマトーテス、多発筋炎などいろいろある。
治療法は抗炎症療法&免疫抑制療法である。
治療の主役はステロイドになる。
ステロイドは副作用の多い薬として、一般の人は認識していると思う。
確かに副作用の多い薬である。
免疫抑制剤であるから、易感染症(日和見感染)、胃潰瘍、緑内障、中心性肥満、moon face、鬱病などの精神症状、骨粗鬆症など多岐に渡る。
医者も副作用の多い薬であることをよく知っているので、できるだけ少量と考えてしまう。
もちろん、目的に寄って使い方が違うのであるが、自己免疫疾患に関しては初期量は大量に使い、漸減していく。少量と考え初期量を誤るとかえってtotal量が多くなり、副作用がでてしまう。したがって使う時は大量に使い、漸減していくことが多い。
彼もPSL40mgと大量に内服しているようである。しかし、彼には感染症の既往があり爆弾を抱えている。
彼の心中を察すると言葉がでなかった。
彼の病気の治癒を心から願うとともに、彼のような優秀な医者がこのまま第一線に立てないのは本当に社会の損失であり、何か手助けできることがないか思案中である。
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プロフィール
HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。
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