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プチおっさん医師の奮闘記!

とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。

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ナースのお仕事

 昨日、テレビで看護婦さんのドラマを放送していた。看護婦さんといえば一般の人はやはり白衣の天使というイメージを持つのでしょうか??でも本当に大変な職業だと思います。特に病院勤務は3交代或いは2交代なんで、労働時間が一定でない。休みと言っても体のリズムが狂っているんで、どこか行ったりできないらしい。本当に敬服します。

 でもなんだかんだいって皆ちゃんと彼氏は作っているようです。彼女たちは基本的にはモテます。院内関係者同士の恋愛が多いのですが、意外と患者とデキでしまうケースも多いようです。もちろん、科によっても違います。我々のような内科の病棟では基本的に入院患者は年齢層が高いのですが、特に整形外科などは外傷メインでやっているところは入院患者は若い子が多いのでよく恋愛関係になるようです。
 というのも、若い男の子はたいがいAVビデオ等でかなり妄想が膨らみ心の中で期待している部分がかなりあるみたいです。もちろん、AVビデオのようなことは院内ではありえないのですが。骨折などの入院の場合そこ以外は元気なので、もんもんとしていてもしかたないでしょう(笑)。そこに、若いナースが仕事上優しくするともうイチコロのようです。あくまで、仕事上なのですが、自分だけに優しいと誤解するようです。スキー場でのボーダーがかっこよく見えるのと一緒で、白衣の効果もあるんでしょう。あんまり外見がかわいくない子でも男前の彼氏をつれていて驚くこともよくあります。
 昨日も、病棟で若い入院患者が必死でナースに電話番号を聞こうとしているのを目撃しました。まあ、でも大概外見がかわいい看護師は研修医と付き合っている確立が非常に高いです。だから、若い患者さんに忠告したいのは彼らには絶対勝てません。一応、彼らのことを将来有望だと(金銭的に)誤解していますから、若いナースは。勤務医はいつまでたっても貧乏ということは知っていても、開業して一発当ててくれると期待しています。現実は甘くないけど・・・。

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救急車

我々は救急車のサイレンがあんまり好きではない。やはりあの音を聞くと無意識に反応し、救急外来についつい向かってしまう。

この間、あるテレビ番組で救急隊の不適切な依頼に関して取り上げていた。私も、そういう例に時々遭遇します。一例を紹介すると、50代の男性が近くの今風銭湯内の食堂で気分不良を訴え、救急車を呼び私の病院に搬送されてきた。すると、その男性はやたら怒っていた。で理由を聞くと、どうも自分の家の近所にある病院を指定したらしいが搬送されなったのでご立腹の様子。ところが隣の隣の市町村であったため、私の勤務する病院に運ばれたらしい。怒っているので気分不良を訴えていたことすらお忘れの様子。どうも、入浴後、電車で帰るのが面倒になり、タクシー代わりに救急車を呼んだらしい。
”いい加減にしろ!!”
って言ってやりたかったのですが、念のために診察し、お引取り頂く予定でした。ところが、今度は、しんどくもないのに診察されたのでびた一文払わないとのこと。あきれて物も言えませんでした。まあ、このような話はよくあるようです。
日本人のモラルはどこにいったんでしょうか??
アメリカだと救急車呼んだら、数十万円請求されるようです。日本はタダなのがいけないのでしょうか?皆さんの税金がこんなことに使われているのです。そのうち有料化の議論は確実にでるでしょうね。このシステムは世界に名だたるシステムなのに・・・。

健康番組

 テレビの健康番組”あ○あ○大辞典”の内容捏造が問題になっている。正直、まあまたかっていう程度にしか思いませんが、つくづく日本のマスコミのレベルの低さを感じさせてくれます。まあ、いろいろ言いたいことはありますが、今日は健康番組に絞って書いてみます。
 納豆食べたら痩せるっていう話ですが、まあ、ちょっと考えたらわかりますよね。そんなはずがないってことは。もしそうなら、茨城県にはメタボリックシンドロームの人はいないってことになりますよね。そんなわけないでしょう。痩せる方法はただ一つ、摂取カロリーを消費カロリー以下にするっていうことだけです。引き算ができれば誰でもわかるはずです。
 あの手の番組で何か特集をするとそればかりする人がいるという事実を番組制作会社は知っているんでしょうか?病気に罹患している人程、健康に気をつけているのでその通り、むしろ過剰に実践するんですよね。すると、かえって病状が悪くなることも多々あります。だから、番組制作会社はもっと責任感を持って番組を作らないと・・・。アメリカじゃ思い切り訴訟になってなん十億円ってとられるでしょうね。日本はマスコミは責任取らなくていいから、適当に作るんですよね。
 それから、外来やっていると”例の番組で特集していたことを実践しているから、薬はいいです”ってよく言われます。”それでよくなるんだったら、製薬会社は地球上からなくなるよ”って言いたいんですが、ぐっと堪えて充分説明して飲んで頂きます。番組制作会社の人達、あなたたちのいい加減な番組制作のおかげで、我々にどんな迷惑がかかっているのかよーく考えてください!!

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プロフィール

HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。

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