とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。
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うさぎを7年前から飼っていた。名前はもも。
そのももが木曜日に月に帰った。
涙が止まらなかった。今も、止まらない。
親父が死んでもほとんど涙がでなかったが、ももが死んでここまで悲しくなるとは思わなかった。
乳腺腫瘍で転移をmultipleにしていたので、もう長くはないことはわかっていた。
獣医から、10月の頭の時点で一ヶ月持つかなと言われていたので覚悟はしていた。
1週間前から頻呼吸になった。そして少し表情がおかしく、頻呼吸の原因は、呼吸状態の悪化というより、むしろBrain metaが原因のような気がした。
昨日の夜から、表情がさらにかわり、あれだけ好きだった頭をなでられるのを拒み始めた。
そしてトイレの上に座り上ばかり見ていた。
脳圧が亢進しているのかなと思った。
朝出るときも今日もつかなと思っていた。
ところが、ある元上司に、からまれいろいろ事務処理をして当初より帰宅時間が遅くなった。
家に帰ったらびっくり、ももが玄関でお出迎えしてくれた。
玄関はフローリングで滑るので、絶対ももはフローリングのところにはいかなかったので驚いた。
家人に聞くと、今日一日中動かなかったのに、車の音を聞いて突然ゲージの壁を飛び越え一目散に玄関に走っていったそうである。
そのあと、元々飼われていた和室にくるっと一周し、よく突いて遊んでいたゴミ箱を一度鼻で突き、今度はフローリングの玄関、フローリングのリビングを横断し、家人のいる台所に行って足元で立ち止まった。
料理をしていたので、そこでだっこしてゲージにもどした。少し、抵抗していたが、息が上がっていたので炮ないので連れて行った。
そして10分後激しい痙攣が起こり、昇天しかかった。
家人を呼び体をさすったら、戻った。しかし、その15分後もっと激しい痙攣がきて静かに息を引き取り、ももちゃんは月に帰って行った。
心マッサージを始めたが、もし仮に戻ってもモモちゃんが苦しむ時間が長くなるだけなので手を止めた。
たぶん、私が帰るのを待っていたんだと思う。そして、お礼を言って月に旅立ったんだと思う。
あんまりこの手の話は信用するたちではないのだが、モモちゃんは絶対お礼を言って旅だったんだと思う。
涙が止まらない。昨日も仕事中何度も泣きそうになった。おっさんが泣くわけにはいかないので必死にこらえた。でも止まらなかったのでトイレに何度も駆け込んだ。
さようなら、ももちゃん。そして、ありがとう。安らかに眠ってください。
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