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プチおっさん医師の奮闘記!

とある病院の中間管理職にある中年医師(勤務医)の日常を徒然に綴るブログです。今や社会的弱者になりつつある勤務医の日常をありのままに公開します。

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へんなおばちゃん!

今日、以前お世話になった検診会社の人が挨拶にやってきた。ここも医者の確保が大変でなんとか紹介してくれないかといくことであった。
検診は研修医の頃、時々パートで行っていました。その際に忘れられないおばちゃんが一人います。
そのおばちゃんは、市民検診でやってきたのだが、聴診する際服をめくったとたん、私は絶句した。
なんと乳首を目、ヘソを口にみたて胸からお腹にかけクマの顔の絵を描いていた。
さすがにどうリアクションをとればいいのか困った。ウケてあげた方が良いのか、はたまたなんかの宴会後の消し忘れならスルーした方がいいのか・・・。

今ならつっこんでいたと思いますが、当時はまだ若輩者でそんな余裕もなくとりあえず平然と
”胸の音を聞きますね”と何事なかったかのように淡々と済ませました。

そのあばちゃん帰ってから、看護師さんから聞いたのですが、毎年若い医者が検診にくるのを楽しみにしていて、いろんな小細工をして若い医者の反応を楽しんでいるようです。
ノーリアクションの私は多分不合格だんでしょう。
世の中いろんな人がいるものです。

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勤務医不足!!

 先日医師不足の話をしたが、昨日友人から実例を聞いた。

 友人は、某準公的機関の病院に勤務している勤務医である。その病院の某科は2名体制で患者さんの診療にあたっていた。一ヶ月の外来患者の延べ人数約900名であった。したがって単純に一人当たり450名、一日あたり約23名であった。ところがこの3月でもう一人の医師が出産退職になるのであるが、大学の医局からの補充はなく、院長及び事務方に補充の相談にいった。しかし、その回答は医者が一人いなくなることで人件費が浮いて病院としても助かるので、一人で頑張ってくれということであった。単純計算で一日45名の外来患者数である。一人10分としても450分(7.5時間)つまり、お昼を食べず、外来をし続けて終わるのが4時半である。しかも、ここに新患の患者が含まれているのだから、新患の患者は当然、時間がかかる。実際終わるのは6時に近くなるだろう。また、待たされる人もでるであろうし、クレームも受け、かなりのプレッシャーになるだろう。これで質の高い医療が提供できるのであろうか?医者のモチベーションを保つことができるであろうか?
もう彼も夏に退職することを決めたと話をしていた。

準公的病院でさえ現状はこうである。以前イギリス人に言われた"CRAZY!!"の世界である。正直、このような労働環境下ではミスが起こっても仕方がないと思われる。本当はもっと時間をかけて、患者さんの診察に時間をかけ高いレベルの医療を提供したいのだがそういった環境下では不可能である。しかし、責任は追及されるのが我々の職業である。訴訟と隣り合わせの中で仕事をしている。それでいて、日本の医療は世界に名だたる高水準を保っていられるのは医師個人の善意と責任感に支えられるところが大きい。しかし、それも限界に近づいていっている。給与は9:00-5:00で帰る地方公務員と同じで何十倍のストレス下で仕事をし、訴訟のリスクを抱えている。バカらしくなって皆退職するのは当たり前である。こんごますます、勤務医が不足するであろう。

 今、自由化の波におされ医療機関も医療レベル云々より、利益を追求せざるおえなくなってきている。もちろん、不必要な部分を抑えることはしないといけない。しかし、本来必要な部分まで削りつつある。マスコミは医療ミスに関しては、大々的に報道する。それは部数などの数字が伸びるからである。もちろん、ひどいケースもある。しかし、現在の勤務医の過酷な労働環境による医療ミスが起こりやすい素地は絶対に大々的には書かない。書いても売れないからである。以前、某スポーツ新聞の記者が自分のコラムの中でいつもの彼らの手法(大した取材もしないで大きく書く)を使い、医療機関を批判していた。ふざけるんじゃないこっちは診たくても診れない環境に置かれているのである。連続36時間勤務をした後に緊急で呼ばれ、訴訟のリスクを抱えながら診療にあったている我々をかたや間違った報道をしても責任をとることすらしない彼らに批判されないといけないであろう。

 自由化は医療への企業参入の推進に繋がる。実際、東証一部上場企業のいくつかは参入しつつある。利益を追求するだけの企業の提供するサービスはいいものなのであろうか?期限切れの食材を使ったお菓子を平気で売っている企業も存在するのがこの世の中である。本当にそれでいいのであろうか?結局あおりを受けるのは国民である。

 現在勤務している病院はDPCを採用しているので、早期転院を進めているが、患者さんの半分くらいはもう少し入院希望(人によってはずっと)をされる。しかし、それは現在の制度下では無理であることを説明するが、わかってもらえないことが多い。政府の政策をもっと国民一人一人がちゃんとチェックしないといけない。選挙で選らんだのは我々国民なのだから、責任を取らざるおえない。

 医療費の高騰が叫ばれている。確かに大きな問題である。抑制する努力は必要である。しかし、欧米諸国と比較すると対GDP比ではOECD加盟国では29か国中18位だそうである。アメリカ、ドイツ、フランスより下位である。金額ベースでもアメリカの6割、ドイツよりも安い。しかし、日本は米国の要求により高くつくアメリカ型の医療制度を目指している。本末転倒である。なぜ、そうしようとしているかは、おそらく米国の保険会社の市場参入のためであろう。わが国は食肉等でまず健康を損なうリスクを押し付けられながら米国にお金を吸い取られ、今度は医療で吸い取られようとしている。最後は葬式まで米国風に強要されるのであろうか?

医者不足!!

現在、医者の数が足りないということが新聞紙上を賑わせている。これは事実である。まだ、大都会はそうでもない。むしろ、今後大都会ではあふれる可能性もある(おそらく開業医)。その理由は大きく分けて2つあると思う。
1、新研修医制度
2、女医さんの増加
新研修医制度が大きく変わった。以前は卒後すぐに大学の医局に属すことにより、その医局の関連病院で研修をつみ大学に帰って学位をとるというコースが一般的であった。ところが制度が変わり、今は卒後すぐに市中病院で初期研修を2年行い次に後期研修を数年行うというものである。したがって、都会の大病院は研修医が集まり、その中から優秀な人間は後期研修で残り、その後病院スタッフとなるという道が今後一般的なパターンとなるであろう。ここで大きな問題が生じる。すなわち、都会で研修を積んだものがその後地方に行くかということである。答えはNOである。むしろ昨年度初期研修を大都会以外で行ったものの50%は後期研修で大都会に移動したというデータがあるくらいである。
ここでも地方との格差がどんどん広がっているのである。実際、自分の経験上地方と都会では医療レベルの差は大きく存在すると思う。この傾向は今後ますます顕著になると思う。

女医さんは本当に増えました。女医さんを否定するつもり毛頭ない。立派な先生もいる。しかし、女性は結婚、出産ということがあるのでどうしてもretireあるいは休職する時間が生じる。この職業、一度休むとなかなか多忙な生活に戻れない。しかも、検診のような比較的時間の拘束が短く、楽なパートが存在し、常勤よりも負担が軽く給与もかわらないことからそちらの流れてしまう。

ほかにもいろいろ理由はあるのだが、今後さらに顕著になると思う。また、別の大きな問題として、今の研修医制度であれば、医者は研究特に基礎研究をしなくなる。そのうち、学問のレベルも韓国や中国に抜かれる日もそう遠くないように感じる。

そろそろ、国策を真剣に検討しないとひどい社会になるような気がしてならない。

キャバクラ!!

この間、同期と飲んだ際、結局、六本木の某有名キャバクラにいった。最近、キャバクラに行く頻度もかなり減った。これもおっさんになったからだとしみじみ感じる。というも若いねーちゃんとしゃべるのが本当に苦痛になりつつある。

まあそれはいいとしても、我々はキャバクラのねーちゃんと会話すると必ず、ねーちゃん自身の健康に関していろいろ聞かれる。飲みに来てるのだから、仕事の話は勘弁してよと思うのだが、まあ、所詮キャバクラ、クラブとは違うのであきらめつつ、ちゃんと聞いてあげる。すると本当に最近感じるのが性病の感染率の高さである。最近は本当に高いような気がする。私は感染症とは直接関係のない科にいるので診療上感じることは少ないが、キャバクラで話を聞くと本当に感染率が高くなったと感じる。もちろん、最近の女の子があっけらかんとなり、何でも話をするからかもしれないが・・・。

まあ、こんな感じで、自分の外来によくキャバ嬢が検査をしにくる。自分の専門ではないのだが、まあ、感染症の採血はどこでも同じなので。昨日の女の子も来週くるそうだ。また、外来看護師さんに白い目で見られる・・・・。
病院の売り上げに貢献しているだけなのに・・・。

ちょっと前のとある病院のおばさん看護師

今日、某所で会合があり久々に研修医時代の同期と会った。彼は非常に優秀かつ責任感も強く将来を有望視されていたが、途中でお金に目がくらみ開業した。もちろん、そんな彼の診療所は大繁盛で高額納税者となっている。

そんな彼に、いつまでそんな勤務医などせず、人生を真剣に考えて開業しなさいと怒られながらも若かりし頃の話で盛り上がった。

我々は某国立大学附属病院で研修をした。当時、独立法人化前であったので看護部の力が強く、全く仕事をせずカンファと名のつく雑談を朝から晩までしゃべっているおばちゃん看護師しかいない職場であった。このブログを読んでくれている人の中には国立大学附属病院なら看護短大が併設されているので若い看護師さんがいるだろうと疑問に思う人もいるかもしれない。僕のいた病院の多くの病棟は1年目の次はパラパラいて8年目くらいまでとんでしまう病棟が多い。
 これにはしっかり理由があるのだ。若い看護師さんはモチベーションが高いので積極的に仕事をする。すると、おばさん看護師は患者さんの目があるので自分たちも働かざるおえない。そんな気がさらさらない奴らは若い子をイビリたおし辞めさせる。或いは、若いまともな看護師は勉強にならないので自ら辞める。しかも代用可能な安価な労働力である研修医はたくさんいる。そんな構図が伝統であった。私の研修した病院は、特にその傾向が強かった。
 私と友人はとにかくおばさん看護師にこき使われた。ベッドメイキングまでさせらたことを思い出し、当時こんなことをするために医者になったんじゃないとよく夜中愚痴ったことを懐かしんだ。
 そんなところだから、緊急入院などもってのほかであった。医者はいくらでもみるのだが、看護師サイドは重症度の高い患者さんはICU以外拒否ということを貫いていた。ICUは1000床に対しわずか10床程度であった。つまり、重症度の高い人はお断りという世界であった。

 しかし、時代はかわり、現在は独立法人化したので急速におばさん看護師の力は弱くなり、仕事をするようになったそうだ。独立採算性になり、赤字になると責任をとらされるのである。緊急入院は普通に入るようになったそうだ。まだまだの部分もあるそうだが、ようやく当たり前のことができるようになったそうだ。

 今の研修医は恵まれている。僕たちは、重症患者の褥創防止のための体位変換のために当番を作り、病院に泊り込んでいたのだから。

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プロフィール

HN:
プチおっさん
性別:
男性
職業:
勤務医
自己紹介:
あっという間に卒後10年以上過ぎ、気がつけばおっさんになってしまった勤務医です(自称ぷちおっさん)。"医者になればバラ色の人生が待っている!!"と思い、医者になるにはなったけど、現実は無残で灰色の人生を送っています。病院の中では中間管理職-つまり,雑用処理係を拝命され日々、医療とは違うところで苦労をしております。

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